• 目指したのは、ヨーロッパの街角に建つ店舗のような、モールディング装飾のある外観を再現すること。深いネイビーと白のコンビネーション、フランス式庭園を思わせる平面幾何学的な装飾が印象的だ。

  • 1階部分の窓、モールディング装飾の配置、上階の窓も含めてシンメトリーを意識したデザインとなっている。

  • 壁は、モールディング装飾の腰壁部分は白とし、上の部分と色を塗り分けることで、シンプルでありながら単調にならないよう工夫。床のエンコースティックタイルと照明の組み合わせで、トラッドに寄り過ぎないバランスを実現している。

  • キッチン、ダイニングスペースと、リラックススペースはガラスパーテーションによって仕切られる。ガラスにすることで、仕切っても視線は繋がり、広がりと奥行きを感じられるようになっているのだ。

  • 深いネイビーと白という、外観と同じ配色をベースとするキッチン。アクセントとなっているのは、取っ手や水栓のゴールドだ。壁のタイルも空間にメリハリを利かせている。

  • オープン収納棚は造作となり、背に貼った輸入壁紙が印象的。また、この造作収納はベンチも兼ねており、ご夫妻とも「窓際でのんびり寛げる」とお気に入りのスペースになっている。

  • ビッグサイズのデスクをはじめ、目的に合わせた造作家具をうまく使っている印象のH邸。右奥に見える本棚、実はプッシュ式の隠し扉で、本棚としての機能に加え、美しいデザインと遊び心もプラス。

  • ベッドルームのデザインの中心になったのはブラケットライト。グレーの壁のモールディングは、照明の美しさが際立つように考えたという。枕元のスイッチプレートも、全体の雰囲気を壊さないように輸入品を使用。

  • パウダールームは、黒と白を基調にモダンな印象にまとめられている。モダンに寄りすぎないように、照明とガラスには、レトロな雰囲気のあるものを組み合わるところがH邸のこだわり。

  • 腰壁パネルの黒と、白壁でこちらもモダンなテイストに。ランプシェードの影が白い壁に映ることで、ここでもモダンに寄り過ぎない工夫が見られる。

美しさ×居心地の良さで、理想の家へ昇華させた

理想の空間づくりに欠かせなかった造作家具

パリのアパルトマンの雰囲気が漂う、瀟洒な佇まいのH邸。海外の街角に建つ、モールディング装飾のある外観に憧れ、「居心地の良さと美しさの共存」をベースに、構想を練っていった。奥様は、自分たちの理想を形にするためスクールに通い、インテリアを本格的に勉強するほど、強い思いで家づくりに向き合ったという。
理想を形にする過程で、大きなヒントとなったのが造作家具だった。例えばワークスペース。デスクはもちろん、キャビネットやエアコンを隠すルーバーまで、すべてがオリジナルデザイン。リラックススペースの収納棚も造作となり、外観同様のモールディング、シンメトリーのデザインで、内と外の統一感を表現している。
こちらも外観と同じ深いネイビーと白を基調にしたキッチンは、色はゴールド、素材はタイルで空間にアクセントを利かせた。ダイニングスペースと合わせ、デザインの美しさと使い勝手を両立する工夫がされており、寛ぎながら、ゆったり食事を楽しむ様子が目に浮かぶ。
ベッドルームは、インテリアに強いこだわりを持つH夫妻らしく、「ブラケットライトを美しく見せること」をテーマとしている。ベッドヘッドウォールは、空色が混じったグレーで塗り、モールディングに囲まれたブラケットライトが美しくあかりを灯す。
ライフスタイルにうるおいと彩りをプラスしてくれる、自分たちのための家を建てたい。そんな思いを形にしてくれたオーセンティックコレクション。
「最初にお会いしてから、長い時間をかけてお付き合いいただき、理想通りの素晴らしい家が完成しました」と語る。それぞれの居室で居心地が良く、そこに美しさが共存するH邸。明確なライススタイルと、インテリアへのこだわりが生んだ、歓びに満ちた邸宅といえるだろう。

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