• 外観のイメージは、やさしさとぬくもりが感じられるアメリカンなカントリーハウス。色にこだわったのは外観も同様で、ここではあえて色数を減らし、家自体のフォルムを大切にし

  • リビングからアクセスできるウッドデッキはL字に大きく取られ、ダイニングの隣まで続いている。サイディング壁に目をやると、光を受けて細い影を作ってその表情を現している。

  • 吹き抜けに備えた高窓から自然光が差し込むリビング。「壁紙の色を決めて、ソファの色を決めて。それならこのカーテンが絶対に似合うはずと、次々とイメージが膨らみました」。

  • アイランドの側面やカウンタートップのコーナーにウッド調のデザインを施したのは、モデルハウスで見たキッチンからインスパイアされたため。床は使っていくうちに味わいが出る栗の木材。家のそこら中に木の温もりが溢れている。

  • キッチンの調味料棚は使いやすくてオシャレな「見せる収納」に。白のタイル壁に彩りを加えているアクセントタイルは、Tさんがネットでみつけて購入し、組み込んでもらったもの。

  • 2階の廊下部分にはミセスコーナーを造作。たまに窓の外をぼんやりと眺めながら、編み物をするのがたまらなく好きなのだそう。

  • 豊かな感性が育まれるであろう、鮮やかなグリーンで彩った子ども部屋。トップライトがあるため常に明るさが保たれるのもポイントだ。

  • 時々遊びに来ては数日間泊まっていくという、お母様のために設けた一室。もし3人目のお子様が誕生した時には、壁を設けてもう一部屋つくることができるよう予め設計さているという。

  • パウダールームは穏やかなブルーの世界。「洗面はホースが伸びるタイプの水栓のほうが便利ですが、それでもデザイン性を優先しました」。

  • 活力を与えてくれるようなフラッシュピンクのレストルーム。片方の壁面を花柄クロスにするというアイディアも、やはり奥様の提案。

カントリースタイルと奥様の感性が融合した住まい

心に豊かさを与える、“色”に囲まれた暮らしを

 三角屋根がバランスよく配置されたアーリーアメリカンスタイルのT邸。純白のサイディングに緑のスレート葺きの屋根がアイコニックで、通りでひときわ存在感を放っている。
「この家はほぼ100%私の感性や希望でつくりました。私に任せてわがままを許してくれた夫には感謝ですね」。と幸せそうに微笑む奥様。そんなこだわりのお宅に足を踏み入れると、各部屋ごとにカラーテーマを変え、自由な発想で楽しんで作られたことが伝わってくる。注文住宅ならではの自由度を存分に謳歌されたTさんだが、ご夫婦は始め「ニットーホーム」の存在も知らなければ、輸入住宅という選択肢すら持ち合わせてなかったという。
「最初は日本の大手ハウスメーカーの展示場を回ったのですが、どれもピンとこなかったんです。でも、なぜか水栓金具だけにはトキめいて。気になって聞いてみると、それらは海外ブランドのものだというのです。それから外国の住宅デザインが気になり、次第にインターネットで輸入住宅について調べ始めました」
 情報収集をする中で出会ったのが『ニットーホーム』。施工例を見学に行き、キッチンの装飾を気に入った奥様は、「このデザインセンスがあるなら、家も素敵につくってくれるはず」と感じ、今回の家づくりがスタートしたのだった。
「毎日を楽しく明るく過ごせるように、色で遊ぶ家にしたかったのです。廊下から見てもカラフルになるように、ドアも各居室の壁紙の色を合わせて、それぞれの部屋で変えました」
 奥様は大学時代にファッションを学んでいたこともあり、素材感や色使いにも一家言あり。せっかくのモールディングが映えるようにリビング・ダイニングの壁を淡いブルーにしたのも、その細やかな感性が発揮された結果である。
 間取りにも気を使い、小さなお子様に目を配れるようにキッチンはフルオープンタイプに。「あと、隠さないレイアウトであれば、いつもきれいにする癖がつくと思って」。といたずらっぽく微笑まれる奥様。自宅がいつでも素敵に見えるよう、今後はガーデニングにも力を入れていきたいと目を輝かせて語っていた。

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