雄大な南国の自然を感じる家
緑豊かな千葉県の郊外に、抜けるような青空と新緑にマッチした石渡邸。ご夫妻と3歳のお嬢さんの3人で住み始めて1年を迎えたこの家は、新婚旅行で訪れたというご夫妻の思い出の地・ハワイをテーマに、プチリゾートホテル風に仕立てている。
モスグリーンの屋根とエメラルドグリーンの透き通るような壁面とのコントラストが絶妙な外観は、『つるおか工務店』で過去施工したカフェの外観に石渡さんご夫妻が一目ぼれし、つくってもらったもの。テラスの床は茶、手すりは白と変えて、ハワイ風の雰囲気を演出している「。ただし、現地の家や見本にしたカフェとまったく同じではありません。例えば、ハワイではあまり見かけない白い手すりは、石渡さんたっての希望。施主さんと一緒につくり上げています」と語る『つるおか工務店』の鶴岡社長。
玄関を開けるとすぐに、柔らかな日の光がたっぷりと入るリビングルームが現れる「。友達を呼びやすい家にしたかった」という石渡さんの希望通り、天井の高い吹き抜けとロフトで開放的な雰囲気に。また、天窓からは星もよく見えるといい、月食なども家のなかで楽しんだそうだ。そして、リビングからダイニング、キッチンはひと続きになっており、いつでも家族の気配を感じられるつくり。さらに奥の通路を行くと寝室、パウダールーム、ゲストルームへと続く。
ハワイ好きが高じてフラダンスを趣味に持つ奥さまが一番こだわったのは、壁紙と、それに合わせてオーダーしたブラインドカーテン「。海外のインテリア雑誌でよく見る色味の壁紙に憧れて、リビングはブルーに、寝室はイエローの壁紙と花柄のカーテン、そして主人の趣味部屋であるガレージは少し色味を抑えたブルーの壁紙を貼ってもらい、部屋ごとに個性をだしました。とりあえずリビングは出来上がってきたので、寝室やロフトなどをもっとつくり込んでいって、くつろげるようにしたいです」と奥さま。
カウンターやシェルフなど、ちょっとしたコーナーには、ハワイアン雑貨やフォトフレームなどご夫妻の好きなものたちが随所に飾られており、時折思い出話に花を咲かせるそう。
ブルーを基調に広々とした印象を与えるこの家は、ハワイの雄大な海や自然を感じさせてくれるとともに、家族のふれあいの時間も充実させてくれるのだ。